私は個人事業主というわけではないのですが、個人ブログのアフィリエイトで収入を得ているので確定申告ソフトは以前から興味がありました。
とりあえず登録をして、金融機関の情報の取得だけでもしてみようと思い、「MFクラウド確定申告」を使ってみることにしました。
記帳の義務化
平成26年1月の白色申告から、記帳義務があることをついこの間知りました。
個人の白色申告の方で事業や不動産貸付等を行う全ての方は、平成26年1月から記帳と帳簿書類の保存が必要です。
引用:個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について|所得税(確定申告書等作成コーナー)|国税庁
私は白色申告をする立場ではないのですが、クラウドでの確定申告に少し興味があったので「MFクラウド確定申告」の登録をしてみることにしました。
MFクラウド確定申告とは
「MFクラウド確定申告」はクラウド会計ソフトで、白色申告、青色申告ともに基本機能は無料で利用できます。
料金と機能
料金と機能は下記のように記載されています。
無料会員 | プレミアム会員 | |
---|---|---|
0円 |
月額プラン800円/月 年額プラン8,800円(733円/月) |
|
月間仕訳件数 | 15件/月 | 無制限 |
仕訳ルール学習 | 5件 | 無制限 |
メンバー追加 | – | 3名まで無料。 4名以上で共有される場合、 1名様につき 300円/月 |
登録口座の取引明細一括取得 | – | ○ |
データエクスポート | – | ○ |
トリプルバックアップ | – | ○ |
稼働時間を99.5%保証 | – | ○ |
確定申告必要書類の自動作成 | ○ | ○ |
サポート | ○ | ○ |
アップデート(法令改正対応) | ○ | ○ |
無料会員の機能
- 月間仕訳件数
- 仕訳ルール学習
- 確定申告必要書類の自動作成
- サポート
- アップデート(法令改正対応)
「月間仕分け件数」は、月に仕訳をすることのできる収支の件数のことです。
「仕訳けルール学習」は、登録した仕訳を記録して学習させることができ、勘定科目を自動でサイトが提案してくれるようになる機能です。無料で5件も登録できれば十分でしょう。
「確定申告必要書類の自動作成」はその名前の通り、確定申告に必要な書類を自動で作成してくれます。この「確定申告必要書類」を白色、青色で無料で自動作成できるのは、現在は「MFクラウド確定申告」くらいです。
「サポート」は驚いたことに無料会員でも電話のサポートが受けられます。「アップデート」は法令が改正された場合でも、機能を無料でアップグレードしてくれるようです。
金融機関などのデータの自動取得
まずは、MFクラウド確定申告のトップページにある「今すぐ無料で試してみる」から登録していきます。
仮登録から本登録まで終了したら、ホームの「まずはここからはじめましょう」の「自動で取り込む」ボタンを押下して取得ページにいきます。ちなみにCSVファイルからも取得できるようです。
データの自動取得機能は、銀行、クレジットカード、電子マネー(nanaco、WAON、楽天Edy)、その他(領収書・レシート読込アプリReceReco)、通販(ASKUL、Amazon、楽天市場など)
ビジネス(Amazon.co.jpの出品者アカウント、A8.netのAS会員など)多くのデータに対応しています。
私が自動取得した時点では、1758社まで対応しているようでした。
銀行登録
カード登録
電子マネー登録
その他登録
通販登録
ビジネス登録
データを登録する
データを登録する場合、その金融機関やカードで使用しているメールアドレスや番号、パスワードを入力すると登録することができます。
※ゆうちょ銀行の例
当然といえば当然ですが、合言葉や、楽天であれば第二パスワードを設定してある場合、それらも求められ、入力をするとしっかりと照合してくれます。照合には数十秒ほどかかります。
登録をすると、サイト上部の右側にある「口座情報」の「登録済み金融機関」から一覧で見ることができます。
本当に確定申告をするわけではないので、データの自動取得までにとどめましたが、これは思っていたより便利ですね。「口座情報」の「明細一覧 」から登録した銀行やカードなどの明細が一覧ですべて見ることができます。
明細を一括で管理するためだけでも個人的に登録する価値はあると思いました。
ヘルプやFAQが充実している
一覧で見ただけでも、これだけあります。また無料で電話サポートまであるというのですから、頭が下がります。
まとめ
- 白色申告、青色申告どちらでも自動で提出書類が作れる。
- 金融金融やクレジットカードなどの取引データを自動取得する機能が強力。
- CSVファイルからもデータを登録できる。
- 登録した銀行やカードなどの明細を一覧で見ることができる。
- 無料でもサポートがある。
- ヘルプやFAQが充実している。
個人事業で38万円の収入から確定申告が必要になり、記帳義務が発生します。
38万を越えるかどうかの判断が付かない場合は、とりあえず「MFクラウド確定申告」で登録しておき、金融機関の情報を自動取得させてみてもいいのではないでしょうか。
クレジットカードからデータを自動取得する場合、カード会社によっては過去数ヶ月分しかデータを取得できない場合があるようなので、とりあえずデータの自動取得の設定だけでもすることをおすすめします。
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