先日、バックアップ用に使っていた外付けのHDDが論理障害によって壊れてしまいました。HDDを購入しようと思い、ふと以前から購入を考えていた「裸族のカプセルホテル」のことを思い出したので「裸族のカプセルホテル」も購入することにしました。
今回は「裸族のカプセルホテル」をご紹介いたします。
裸族のカプセルホテルとは
裸族のカプセルホテルはセンチュリーの製品で、独立電源スイッチ搭載、SATA HDD/SSDを4台搭載可能な外付けのハードディスクケースで、以下のような特徴があります。
- USB3.0での外付け。
- SATA HDD/SSDを最大4台搭載可能。
- 独立電源スイッチ搭載でそれぞれのHDD/SSDの電源を個別にオン/オフすることが可能。
- SATA 3.0(6Gbps)HDD/SSD対応。
- ドアを開けてHDD/SSDを入れるだけの簡単組み込み方式を採用。
- PCの起動・終了に合わせてHDDと冷却ファンの回転を制御するPC電源連動機能搭載(Windowsのみ)。
- 付属の「裸族のインナー」を使用することで、2.5インチSATAHDD/SSDの組み込みにも対応。
裸族のカプセルホテルは複数のHDDを一個の電源で使用できるので、HDDのクローンや、HDDごとにバックアップの用途を決めてデータを保存するのにとても便利です。
裸族のカプセルホテル
- 裸族のカプセルホテル本体
- 取り扱い説明書
- 裸族インナー
- USB3.0接続用コード
- 電源コード
- 扉を開け閉めするカギ
下部に各HDDの電源ボタンがあります。
ファンが2つあるので、よく冷えそうです。
奥にHDDと接続するコネクタが見えます。
HDDを3つ使用しているので、ランプがHDDと電源で各3つづ点灯しています。
運用例
私は現在裸族のカプセルホテルにHDDを3台入れて、下記のように使用しています。
- PCのOSのシステムイメージを丸ごとデータ化したメインバックアップ(1台目)。
- 画像や音楽、動画など通常のデータのバックアップ(2台目)。
- 2のHDDをクローンしたHDD(3台目)。
私はPCの記録媒体にはSSD(240GB)を使用しており、現在使っているSSDはあまり大きな容量ではないので、通常のデータはカプセルホテルに入れている2台目のHDDに直接保存しています。デスクトップPCでSSDを使用している方は、通常のデータを外付けのHDDに逃がしているような使い方をしている方が多いと思います。
「PC(OS)と1台目のHDD(OS)」、「2台目のHDD(通常のデータ)と2台目をクローンした3台目のHDD(通常のデータ)」でそれぞれ同じデータが2個づつあることになります。
OSや通常のデータが、それぞれ2個同時に壊れる可能性は低いと思いますので、ここまでやれば十分でしょう。どちらかが生きていればやりなおせます。
注意点
HDDの電源を個別に切る場合はかならず、「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」からメディア(HDD)を取り出すようにしましょう。PCとつながったまま、個別に電源を切るとHDDが読み込まなくなったり、データが壊れる可能性があります。PCの電源をつけたまま、カプセルホテルの背面にある主電源スイッチを切るときも同様です。
一緒に購入したHDD
3TBのHDDが手ごろな値段でしたので、一緒に購入しました。
今のところ問題なく使用できています。
注意点
このHDDを使用する際、自PCのマザーボードのSATAの転送速度が3Gb/sまでの方は要注意です。マザーボードのSATAの転送速度が3Gb/sまでの場合、HDDのジャンパーの設定を変更し、HDDの転送速度を3Gb/sにしないと書き込みができないことがあるようです。購入する際はマザーボードのSATAの転送速度を確認しましょう。
自PCのマザーボードは「CPU-Z」というフリーソフトで手軽に確認することができます。
まとめ
裸族のカプセルホテルは2台以上ハードディスクを増設して使う場合や、「バックアップ用のHDDが壊れそうなので、そろそろ交換しようかな」という場合におすすめのハードディスクケースです。
また裸族のカプセルホテルを購入してしまえば、ハードディスクを交換または増設する場合、値段の安い内蔵のハードディスクを購入することでコストを抑えることができます。
複数のハードディスクの使用を考えている方は、購入を検討してもよいのではないでしょうか。
2016/1/21 追記
カプセルホテルの後継機で「裸族のカプセルホテルVer.2(CRCH35U3IS2)」というのが新しく出ているようです。今買うならこちらの方がいいかもしれません。
2016/10/26 追記
現在HDDの「WD Green」は「WD Blue」に統合されているので、「WD Green」を求めている方は代替で「WD Blue」を購入すると良いと思います。
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