以前からEIZO製のちょうどいい大きさで、ゲーム向きなディスプレイがないか探していたのですが、あるニュースで「FORIS 2735」の存在を知り、即「EIZOダイレクト」で予約をして購入をしました。
というわけで、今回はこの「FORIS 2735」をご紹介いたします。
FORIS 2735とは
FORIS 2735はEIZO株式会社が提供するエンターテインメントモニターです。
サイズは27.0型(2560×1440)、144Hz駆動、AMD FreeSync、IPSパネルを搭載したモニターで、スマートフォンやクラウドとの連携で、ディスプレイのカラーを調整できる、「G-Ignition」というシステムがあります。
「G-Ignition」はスマートフォン用ソフトウェア「G-Ignition Mobile」に対応しており、アプリをダウンロードすることで、スマートフォンからディスプレイのカラーを調整することができます。
モニターの特徴としては、暗部や明部の視認性を自動改善する第3世代「Smart Insight Demolition」搭載しています。暗がりのダンジョンや戦闘時に、重宝します。
また、144Hz入力+バックライトブリンキング技術「Motion Blur Reduction」で残像感の少ない滑らかな動画表示を実現など、素晴らしい機能がたくさんあります。
さらにAMD FreeSyncに対応し、処理の重たい映像もカクつきや遅延、テアリングの無い体験を提供、遅延は0.05(0.35ms)未満で2015年現在では国内最速とのことです。
外見など
運ぶときに気付いたのですが、以前使用していたEIZOのSX2262W(22型)よりずっと軽かったので驚きました。
私はPS4をHDMI端子、パソコンに搭載しているGTX980tiをディスプレイポートに、といった感じで接続して使用しています。
本体の他に、信号ケーブル(DisplayPort~DisplayPort×1(長さ2.0m))、2芯アダプタ付電源コード、USB 3.0ケーブル、ケーブルホルダー、VESAマウント取付用ネジ(M4×12 mm)×4本、保証書付きセットアップガイド、ユーティリティディスク(G-Ignition、取扱説明書)が付いてきます。
EIZOダイレクトで先行販売キャンペーン期間中に購入する際に、希望すると貰えるマウスパッドです。
使い心地
暗がりでのキャラクターやオブジェクトがよく視認できます。
残像感が少ないのでキャラクターが激しい動きをしていても動きがよく見えるので、キャラクターを操作していてとても楽しいです。
GeforceGTXについているシャドウプレイ機能で、動画を撮ってみました。
Final Fantasy XIV シャドウプレイ動画(FORIS2735テスト) 60Hz設定
Final Fantasy XIV シャドウプレイ動画(FORIS2735テスト) 144Hz設定
YouTubeに上げる際に圧縮がかかってるので、画質は下がっています。
動画はGTX980tiで動かしているのですが、144Hzをフルに出すには単品ではまだパワー不足のようです。2wayならフルで性能を発揮できそうです。
プレーヤーの設定アイコンで「画質」表示「HD1440」があれば設定していただけると、実際の映像に近くなります。
※「HD1440」はクロームブラウザで選択できます。
G-Ignition Mobile
「G-Ignition Mobile」はモニター用スマホアプリとしては世界初で、テレビのリモコンのように液晶モニターの電源や入力端子の切替、画面の明るさや色合いなどの表示設定をスマートフォンから操作できます。
また、スマートフォンにかかってきた電話やEメール、SNS通知を、液晶モニターの画面上に表示するので、大事な電話やメールを見逃すことなくPC作業やゲームに集中できます。
- G-Ignition Mobile
- 制作: EIZO Corporation評価: 3.0 / 5段階中価格: 無料 (2016/7/23 時点)posted by: AndroidHTML v3.1
ディスプレイとの通信はBluetoothになります。
ディスプレイからBluetoothのペアリングの設定をするようにしてから、モバイル端末でディスプレイとのペアリングを承認します。
コマンドセンターで操作するディスプレイを選択することができます。
ディスプレイの電源のオンオフや、音声の大小、HDMI、ディスプレイポートへの切り替えなどが行えます。下記はディスプレイポート入力でのGameモード。
映画向きのCinemaモード。
紙作業向きのPaperモード。
おなじみのWeb閲覧向きのWeb/sRGBモード。初期設定ではこのWeb/sRGBモードが一番オーソドックスな色合いでしたので、とりあえずは、Web/sRGBモードを選択するといいでしょう。
ユーザーが定義できるUserモード1。ユーザーモードは1~6まで定義できます。
各モードでの様々なカラー調整を行うことができます。
クラウドから、他プレーヤーが調整した各ゲームタイトルのカラーデータをディスプレイにインポートし、反映させることができます。
クラウドへ、自分が調整したカラーデータをエクスポートし、一般に公開することもできます。
公式で使われているようなアイコンをインポートし、モニターへ転送し使用することができます。アイコンはゲームプレイ時にSNSで反応があった時や、電話の通知時に使用されます。
ディスプレイへの通知はヘッダーのバーガーメニューを押下した時に表示される、「新規登録」を行うとできます。
通知速度はかなり早く、SNSからの通知より、G-Ignition Mobileからの通知の方が早いくらいです。
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルドでベンチマーク
お約束のベンチマークです。
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク SCORE:11277 平均フレームレート:87.146 評価:非常に快適 -非常に快適に動作すると思われます。お好みのグラフィック設定でお楽しみください。 ローディングタイム: シーン#1 1.049sec シーン#2 4.519sec シーン#3 3.585sec シーン#4 3.163sec シーン#5 2.944sec シーン#6 1.408sec 合 計 16.668sec DAT:s20151207224030.dat 画面サイズ: 2560x1440 スクリーンモード設定: 仮想フルスクリーンモード DirectX バージョン: 11 グラフィック設定のプリセット: カスタム 描画設定 -水濡れ表現を有効にする: 有効 -オクルージョンカリングを有効にする(見えないものの描画を簡略化する): 有効 -LODを有効にする(遠影表示に簡易モデルを使用し描画負荷を軽減する): 有効 -リアルタイムリフレクション: 最高品質 (DirectX 11 でのみ有効) -アンチエイリアス: FXAA -ライティングの品質: 高品質 -細かい草の表示量: 最大表示 -背景の細かい凹凸表現: 高品質 -水面の凹凸表現: 高品質 影の表示設定 -自分: 表示する -他人: 表示する 影の表現 -キャラクターの影のLODを有効にする: 有効 -影の解像度: 高解像度:2048ピクセル -影の表示距離: 最長表示 -ソフトシャドウ: 強く テクスチャ品質 -テクスチャフィルタ: 異方性 -テクスチャ異方性フィルタ: x16 揺れの表現 -自分: 適用する -他人: 適用する 画面効果 -周辺減光を有効にする(画面の隅を自然に暗くする効果): 有効 -放射ブラーを有効にする(爆発などで周囲に向かって画面をぼかす効果): 有効 -SSAO(立体感を強調する効果): HBAO+:標準品質 (DirectX 11 でのみ有効) -グレア(光があふれる表現): 通常表現 カットシーン効果 -被写界深度表現を有効にする: 有効 システム環境: Windows 10 Pro 64 ビット (6.2, ビルド 9200) (10586.th2_release.151121-2308) Intel(R) Core(TM) i7-6700K CPU @ 4.00GHz 16331.281MB NVIDIA GeForce GTX 980 Ti (VRAM 3072 MB) 10.18.0013.5887
このベンチマークは「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」Windows版及び「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」Windows版の動作を保証する物ではありません。
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド 公式サイト http://jp.finalfantasyxiv.com/pr/
評価が「非常に快適」と出ましたので、ほっとしています。
まとめ
- サイズは27.0型(2560×1440)、144Hz駆動、AMD FreeSync、IPSパネルを搭載。
- 暗部や明部の視認性を自動改善する。
- 残像感の少ない滑らかな動画表示を実現。
- 持ってみると見た目よりずっと軽い。
- アプリの「G-Ignition Mobile」でモバイルからディスプレイの設定を行うことができる。
- クラウドから、他プレーヤーが調整した各ゲームタイトルのカラーデータをディスプレイにインポートし、反映させることができる。
- クラウドへ、自分が調整したカラーデータをエクスポートし、一般に公開することがきる。
- ゲームプレイ時にSNSで反応があった時や、電話の通知をディスプレイ側でアイコンを表示して知らせてくれる。
当初、ディスプレイが来るまではサイズが27ということで「少し大きいかな」、と思っていましたが、まったくそんなことはありませんでした。
首を動かすことなく視線だけで、画面全体が違和感なくすっと視界に入ってきます。
設定できるモードも多いのでゲームはもちろんのこと、普段のWeb閲覧、映画鑑賞、紙媒体作業などにも対応しています。また、完全なユーザー定義でカラーモードを調整できるのが強みです。
FORIS 2735はHDMI端子がついているので、 PS4などのCS機(コンシューマーゲーム機)にも使用できます。PCのディスプレイにHDMI端子がついているのは現在では珍しくないですが、このFORIS 2735でCSのゲームをプレイする心地よさはたまらないものがあります。
CS機のゲームとPCゲームを交互にプレイすることも、「G-Ignition Mobile」のおかげで苦も無くできます。端末からディスプレイを操作することがこんなに楽だとは思っていませんでした。
保証も5年間(使用時間が30,000時間以内に限ります)と長く、また無輝点保証対象として、2015年9月1日以降に購入した製品に輝点があった場合、購入から6か月以内であれば無償で液晶パネルの交換を行ってくれるようです。
FORIS 2735はアクションゲームのプレイ時はもちろんですが、普段のWeb閲覧時にも適しています。Windowsでディスプレイの購入を考えているのであれば、購入を検討してはいかがでしょうか。
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