以前、ゆうちょ銀行の「ゆうちょダイレクト(インターネットバンキング)」の「トークン」をご紹介いたしました。
三菱東京UFJ銀行の「三菱東京UFJダイレクト」でも、ワンタイムパスワード(トークン)を導入するようになりました。
平成28年6月12日(日曜日)より、インターネットバンキングでの振込等の取引にはスマートフォンアプリ、またはカードによるワンタイムパスワードの利用が必須となるので、ワンタイムパスワードを申し込んでみました。
というわけで、今回は三菱東京UFJ銀行のワンタイムパスワード(トークン)をご紹介いたします。
「ワンタイムパスワード」とは
ワンタイムパスワードとはなんぞや、という方のために軽く触れておきます。
「ワンタイムパスワード」とは一度限りの有効なパスワードのことで、本人がパスワードを入力するときに、例え第三者にパスワードを盗まれたとしても、パスワードが固定されていないことから、第三者による不正アクセスを困難にすることができます。
「三菱東京UFJダイレクト」のワンタイムパスワード
「三菱東京UFJダイレクト」のワンタイムパスワードの種類は現在2種類あります。
- スマートフォンのアプリによるワンタイムパスワード。
- カードによるワンタイムパスワード。
下記にそれぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。
アプリによるワンタイムパスワード
メリット
- ダウンロードなのですぐに登録して利用することができる。
- アプリをインストールしているスマホを携帯するだけでよい。
- カードと違い、内蔵した電池が切れて完全に使用できなくなることがない。
- カードと違い、ワンタイムパスワードの利用を解除しても再度登録し、利用することができる。
デメリット
- スマホが変わると再度アプリをダウンロードする必要がある。
- スマホが変わると再度利用登録をする必要がある。
- OSのバージョンアップでアプリの対応が遅れる場合がある。
- ワンタイムパスワード利用中に誤ってアプリを削除してしまうと面倒なことになる。
- ウィルスに感染する可能性がある。
カードによるワンタイムパスワード
メリット
- OSなどの環境に依存しない。
- ウィルスに感染することがない。
- シンプルで使いやすい。
デメリット
- カードが郵送されてくるまで利用できない。
- 電池が切れた場合、支店で再発行手続きをする必要がある。ただし、カードの前回発行日から1年が経過している場合は、インターネットバンキングから発行の手続きができる。カードが故障の場合も同様。
- 一度登録を解除したカードは再利用できない。
- カードをスマホのほかに所持するので荷物が増える。
ワンタイムパスワードの利用開始以降の取引
ワンタイムパスワードの利用開始以降も、一部取引では引き続き契約したDirectカードが必要のようです。
ワンタイムパスワードを利用する取引 | 確認番号表を利用する取引 |
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※2016年3月時点
実物のワンタイムパスワードカード
私は実物のトークンが好きなので、カードの方を申し込んでみました。
画像のように台紙のような感じで、ケースに入って送られてきます。
使用するときは左上にある「1」のボタンを押下して、ディスプレイにワンタイムパスワードを表示させ、表示されたパスワードをUFJダイレクトの確認画面に入力して使います。
カードの比較
以前ご紹介したゆうちょダイレクトのカードと並べてみました。縮尺が違いますが、ご了承ください。
そっくりです。ワンタイムパスワードカードの規格などがありそうな感じですね。
注意点
三菱東京UFJ銀行の「ワンタイムパスワード」には下記のような注意点があります。
- アプリとカードを同時に利用することはできない(アプリまたはカードのどちらか一方の利用になる)。
- ワンタイムパスワードの利用開始以降は、モバイルバンキングのすべての取引、テレフォンバンキングの「振込」、「外国送金」、「住所・連絡先変更」、「ご利用限度額変更」が利用できなくなる。
- ワンタイムパスワード(アプリまたはカード)を利用中の場合、ワンタイムパスワードの利用を解除すると、該当する振込等の取引ができなくなる。
- 利用は日本国内限定。
まとめ
- 「ワンタイムパスワード」とは一度限りの有効なパスワード。
- 「三菱東京UFJダイレクト」のワンタイムパスワードは現在アプリとカードの2種類。
- アプリとカードそれぞれにメリットとデメリットがある。
- ワンタイムパスワードの利用開始以降も、一部取引では引き続き契約したDirectカードが必要。
- アプリとカードを同時に利用することはできない(アプリまたはカードのどちらか一方の利用になる)。
- ワンタイムパスワードの利用開始以降はモバイルバンキングの取引ができなくなる。
- ワンタイムパスワード(アプリまたはカード)を利用中の場合、ワンタイムパスワードの利用を解除すると、該当する振込等の取引ができなくなる。
- 利用は日本国内限定。
平成28年6月12日(日曜日)より、三菱東京UFJ銀行のインターネットバンキングでの振込等の取引にはスマートフォンアプリ、またはカードによるワンタイムパスワードの利用が必須になります。
三菱東京UFJ銀行のインターネットバンキングを利用しているのであれば、早めにアプリかカードのどちらを利用するのかを決めて、申し込んでしまいましょう。
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